Alteryx Connectで出来ることのまとめ – Alteryx製品別概要紹介 – #alteryx
セルフサービス分析を強力にサポートする製品「Alteryx」については弊社当ブログでも度々取り上げて内容を紹介していますが、近年は関連製品も増え、更にその守備範囲を拡大してきました。そこで改めてこのタイミングで、Alteryx各種製品の概要や関連情報について整理して紹介して行きたいと思います。
当エントリで紹介する概要の製品は「Alteryx Connect」です。
目次
Alteryx Connectとは
Alteryx Connectを使うと、分析ユーザーが分析を行う上で必要となる組織内の関連情報を発見し、優先順位付けを行い、分析に活用していく事が出来ます。
殆どの分析ユーザーは、分析そのものよりも分析に関連する可能性のある情報を探す事により多くの時間を費やしています。また、組織内で同じ情報を別々のユーザーが収集し分析していますが、「組織内にはこういう情報があり、この人がその情報を活用・分析している」といった情報は共有出来ていない...という状況は往々にして有り得ます。結果としてこの状況は重要なビジネス上の問題に答える際の非効率性や遅延に繋がってしまいます。
Alteryx Connectは、そういった「組織内に存在している情報」に関する一覧情報、いわゆる「データカタログ」の機能をAlteryx製品と組み合わせ、製品として展開しています。Alteryx Connectを活用する事で分析ユーザーは組織内の情報を迅速かつ簡単に検索・管理・理解・コラボレーション出来るようになり、エンドツーエンドの分析プロセスを加速して、分析生産性と情報ガバナンスを大幅に向上させ、すべての人にとってより良いビジネス意思決定を生み出すことが出来るようになります。
Alteryx Connectは昨年2017年06月に開催された「Inspire 2017」で製品として発表され、
- Alteryx Inspire 2017 : Alteryx Connectが発表されました! | Developers.IO
- 【新製品】データ検出・業務改善プラットフォーム「Alteryx Connect」 が一般利用可能となりました! #alteryx | Developers.IO
2017年08月には一般利用可能な状態となりました。
Alteryx Connect is now available! Put the thrill back into problem-solving using organizational tribal knowledge: https://t.co/ws2VjHLRUe pic.twitter.com/vU9T1OSnTL
— Alteryx (@alteryx) 2017年8月15日
そして先日発表されたバージョン2018.1では更に改善が加えられた形となっています。
主な製品機能・特徴
情報を探す(Find Information)
Alteryx Connectを使う事で、組織内の全ての情報資産のガイドを構築する事が出来ます。
データに含まれている情報の種類や出どころ、情報の使用者を把握し、またソーシャルなやり取りを通じて情報がどの様に使用されているかを調べる事が出来ます。
検索・再利用出来る情報については以下の様に様々なタイプがあります。
- 分析アプリケーション
- ワークフロー
- マクロ
- ビジュアライゼーション
- ダッシュボード
- データサイエンスモデル
参考までに、上述の概要PDFに対応する情報の一覧が記載されていましたので以下転載します。
- Alteryx Analytic Apps
- Alteryx Database – YXDB
- Alteryx Workflows
- Amazon Redshift databases
- Amazon S3
- Comma Separated Value – CSV
- EXASOL
- Hadoop HDFS
- Hive
- IBM DB2
- Microsoft Power BI
- Microsoft Excel® spreadsheet – XLS/XLSX
- Microsoft SQL Server databases via ODBC or OLEDB
- Oracle databases via ODBC or OCI
- Salesforce.com
- SAP HANA
- Tableau Server
- Teradata
Alteryx Connectには信頼出来る、審査・選抜された情報を見つけ出す機能も有しており、ユーザーはこれを活用する事で効果的なデータや資産を探す時間を削減し、また評価の低いものを対象から避く事が出来ます。
洞察を増幅する(Amplify Insights)
Alteryx Connectを使用する事で、組織内の全員が共通の場所に集まってデータを検索、共有、作業する事が出来るので、同様の作業を個別に行っていた際に生じていた「労力の重複」の削減に繋がります。また、Alteryx Connectで提供されている機能を活用する事で、データの系列と情報がどの様に使用されているかの「洞察(Insight)」を得る事が出来、組織全体で共有される情報の全体的な品質及び信頼性が向上します。
業績の改善(Improve Business Results)
Alteryx ConnectはAlteryx Serverの環境に追加インストールする形を取っています。導入方法については以下情報をご参照ください。
Alteryx Server上で連動して稼働する事で、(Server上に存在する)既存のAlteryxワークフローを活用し、データの使用方法を詳細に把握。セルフサービス分析の可能性とデータ活用の競争力を高める事が出来ます。
参考情報
その他
こちらの製品についてはまだ出たばかりで情報や解説記事にも乏しく、弊社当ブログの記事数も少ない状況です。以下シリーズにて関連エントリをまとめて行きますので、適宜ウォッチして頂けますと幸いです。
まとめ
以上、Alteryx Connectに関する概要紹介でした。
Alteryx Connectがカバーする「データカタログ」の領域は、どのサービスや製品でも(最終的には)辿り着く、ある意味"競争率の高い"エリアであるとも言えます。Alteryx Connectはその部分に於いても各種製品やアプリケーション、データソース等と連携して質の高い「データカタログ」を構築・構成していけるものになっていると思います。Alteryx Designer/Serverと合わせて是非検討してみてください。
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